東洋医学療法の中でも鍼灸マッサージは代表的なものです。現代医学と比べながらもそれぞれの特徴を挙げていくと共に、鍼灸マッサージ治療が現代医療において進むべき方向や、果たすべき役割があります。

西洋医学では治療法の決定が先決

人間の体には本来「ホメオスタシス」という自動調節機能が備わっています。

これは自律神経系の作用によってキープされていますが、外部や内部など様々なファクターによってこの機能が失われてしまうと、疾病など身体に不調が出てしまいます。西洋医学ではまず検査で病気の正体を追求していき、治療法を決めていきます。

感染症源となる菌やウイルスに抗生物質を与える、外科的な処置でトラブルを取り除くなどして改善を試みていきます。これに対し東洋医学的治療であれば、もともと備わっている自然治癒力を高めて改善・消化させようとするでしょう。薬剤は使っていないので副作用は当然出てきません。

このような生活では筋肉内の血液の循環も悪くなりやすく、長い目でみると生活習慣病などの内科系疾患や、筋力低下に伴う運動器疾患が出てしまう恐れもあります。

肩凝りや腰痛、それに伴う神経痛は日常生活の動作と深い関わりがある上、ある程度現代病です。現代医学が進歩した事によってさらに多くの病気は発見、治療されるようになったのに対し、習慣的に繰り返す身体の不調や慢性的な生活習慣病などの多様化・複雑化する数々の疾病は、西洋医学の範囲ではおさまりません。